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行政法 / フランケン肢フラ
フランケン肢 3/3 / 約5分

解剖演習・手続法と自治法編 — 語尾と例外の、つなぎ目10連発

手続法と自治法のフランケン肢は、救済法と加工の癖が違います。制度またぎよりも、語尾(義務と努力)の差し替え例外(但書・括弧書き)の削除が主戦場です。三点検査のうち「述語」と「否定の符号」が特に働く演習場です。

この5分の問い

語尾と例外の加工を、連続で見抜けるでしょうか。

直感でつかむ

「同時に」「直ちに」「遅滞なく」も述語の仲間です

この分野では、文末の義務・努力に加えて、時を表す副詞も検査対象になります。理由の提示は「同時に」、審査の開始は「遅滞なく」。これらを消したりすり替えたりするだけで、もっともらしい誤り肢ができます。

演習の軸語尾(しなければならない/努める)+時の副詞(同時に/遅滞なく)+例外(但書・括弧書き)の三点を順に。
厳密に見る

例外の削除は「適用範囲の端」で起きます

手本を1問。「行政手続法の行政指導に関する規定は、地方公共団体の機関がする行政指導にも適用される」。部品は全部本物ですが、地方公共団体の行政指導は根拠を問わず適用除外です(3条3項)。適用範囲の端(誰に・どこまで)は、本文の派手な要件より削除されやすい——ここを検査の最後に必ず一周してください。

下の10問にも、加工なしの本物を混ぜてあります。根拠の一言を添えて回してください。

結論が反転する分かれ目
緊急
直ちに
例: 直接請求の要旨の公表(自治法74条2項)
合理的速さ
遅滞なく
例: 申請の審査の開始(行手法7条)。「速やかに」は中間
分かれ目 意味の感覚でなく「原文がどれか」で判定する。
ここで間違える

時の副詞は「厳しさの順序」ごと覚えると迷いません

「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」は、この順で緊急度が下がります(基礎法学の定番でもあります)。肢の中で副詞がすり替えられていないかを見るときは、意味の絶対値より原文がどれだったかで判定してください。理由の提示は「同時に」、審査の開始は「遅滞なく」、要旨の公表は「直ちに」(自治法74条2項)です。

実務では

「遅滞なく」と「直ちに」の区別は、実務の期限交渉で頻繁に効きます。役所の担当者との調整で「条文上は遅滞なくですから」と言える一言は、この訓練から生まれます。

確かめる — 予想してから答え合わせ
この5分のまとめ

語尾・時の副詞・適用範囲の端——手続法と自治法の加工点は3系統です。これでフランケン肢の解剖は一巡。次のシリーズ(判例の引力)へ進んでください。