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運営管理 / 流通と情報流通
流通と情報 1/3 / 約5分

物流 — 「運ぶ」だけではない、6つの機能に分かれます

ネット通販で「ポチッ」としてから荷物が届くまでの裏側を分解してみます。倉庫で保管され、注文で棚から取り出され(荷役)、箱に包まれ(包装)、値札やチラシが差し込まれ(流通加工)、トラックで運ばれ(輸送)、その全部を追跡番号が追いかける(情報)。

「物流=運ぶこと」ではありません——機能の束です。この分解と、「まとめて運ぶ」効率化の用語が試験の的になります。

この5分の問い

「モノを届ける」仕事は何の機能に分解でき、まとめて運ぶとどんな利点があるのでしょうか。

直感でつかむ

輸送・保管・荷役・包装・流通加工・情報——6つの機能です

物流の基本機能は——輸送(場所の移動)・保管(時間の橋渡し)・荷役(積み卸し・ピッキング)・包装(保護と単位化)・流通加工(値札付け・詰め合わせなど流通段階での加工)・情報(在庫・追跡・伝票の流れ)。輸送と保管が2本柱で、荷役はその継ぎ目に毎回発生します。

この束を丸ごと外部の専門業者に任せるのが3PL(サードパーティー・ロジスティクス)——荷主でも運送会社でもない第三者が、物流業務を一括受託する業態です。

物流の合言葉輸送・保管・荷役・包装・流通加工・情報の機能の束——一括受託が3PL
厳密に見る

ユニットロードの親子関係——まとめ方の用語を固めます

ユニットロード——バラの貨物をパレットやコンテナで1つの単位にまとめて輸送・保管する方式の総称です。荷役が「箱を1個ずつ」から「パレットごとフォークリフトで」に変わり、荷役効率と荷傷み防止が一気に進みます。

その下位の実現形が2つ——一貫パレチゼーション(発送元で載せたパレットから積み替えなしで到着地まで運ぶ)とコンテナリゼーション(国際標準規格のコンテナで船・鉄道・トラックをまたいで運ぶ)。ユニットロードが上位概念、パレットとコンテナがその手段——親子関係で覚えます。

結論が反転する分かれ目
ユニットロード(上位)
貨物を1単位にまとめる方式の総称
パレット・コンテナ等での単位化全般。荷役効率と荷傷み防止
一貫パレチゼーション(下位)
パレットに載せたまま最後まで
発送元から到着地まで積み替えなし——ユニットロードの一形態
分かれ目 総称か、一形態か——親子の逆転肢が定番です。コンテナリゼーションも同じく下位の形態。
ここで間違える

ユニットロードと一貫パレチゼーションの親子逆転が定番です

定番の誤り肢は「一貫パレチゼーションとは、貨物をパレットやコンテナで単位化する方式の総称である」——誤り。総称(上位概念)はユニットロードで、一貫パレチゼーションは「パレットに載せたまま最後まで」というその一形態です。

「流通加工は製造工程の一部である」も的——値札付けや詰め合わせは流通段階での加工であって、工場の製造とは区別されます。

実務では

「配送費が上がって利益が消える」という相談は、輸送だけ見ていても解けません。荷役に人手が食われていないか(パレット化で圧縮できる)、倉庫の中の流通加工が属人化していないか、そもそも自社でやるべきか(3PL)——機能に分解すると、値上げ交渉以外の打ち手が並びます。物流は「運賃の話」ではなく「機能の設計の話」です。

確かめる — 予想してから答え合わせ
この5分のまとめ

冒頭の問いに答えます。物流は輸送・保管・荷役・包装・流通加工・情報の機能の束で、まとめて運ぶユニットロード(下位形態=一貫パレチゼーションとコンテナリゼーション)が荷役効率と荷傷み防止の鍵、一括で任せる業態が3PLです。次はこの流れを電子でつなぐ——流通情報システムへ。