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2次試験対策 / 解法の土台解法
解法の土台 2/4 / 約5分

答案の書き方 — 結論が先、根拠は与件文から

2次試験の答案用紙には、罫線とマス目があるだけです。結論から書くか、根拠から書くか——書き始めの数十秒で迷う受験生は少なくないとされます。書き始めが遅れるほど、字数調整や見直しの時間が削られていきます。

合格者の答案には、書き始めの迷いがありません。型が一つに決まっているからです——PREP法の変形です。

この5分の問い

解答はどんな型で書き、文字数と配点、そしてキーワード加点はどう機能するのでしょうか。

直感でつかむ

結論を最初の一文に置き、因果を「〜のため」でつなぎます

2次試験の答案は、P(結論・施策)→R(与件文の根拠)→E(具体的な施策内容)→P(期待効果・まとめ)という型で書くのが定石とされます。鉄則は結論を最初の一文で必ず書くこと——採点者は最初の一文で答案の心証を決めるとされます。

文をつなぐ接続語も型が決まっています。「〜のため」「〜によって」「〜を通じて」でなぜ→何を→どうなるの順に因果を明示します。「人事評価制度を整備する。従業員のモチベーションが向上する。」のように結論を並べただけの文と、「業績連動型の人事評価制度を整備することで、従業員の貢献が可視化され、モチベーションが向上するとともに、優秀な人材の定着率が高まる」のように因果を一本の糸でつないだ文とでは、採点者への伝わり方が違うとされます。

答案作成の合言葉結論が先、根拠は与件文から、因果は「〜のため」でつなぐ——PREP法の変形が答案の骨格です
厳密に見る

文字数は配点に比例し、キーワードは(推定)加点されます

文字数は配点にほぼ比例するとされ、目安は20点なら80〜100字(結論1文+根拠1文+効果1文)・25点なら100〜120字(+具体的施策1文)・30点なら120〜150字(2〜3つの論点)・40点なら150〜200字(複数の施策+それぞれの効果)です。鉄則は指定文字数の80〜100%を使うこと——50%以下は「書くことがなかった」と見なされ大幅に減点されるとされます。

採点方法は公式には非公開です。合格者・受験指導機関の分析からの推定として、各設問には出題者が想定するキーワードが4〜6個あり、文脈に適切に使われていれば1キーワードにつき2〜5点の加点、キーワードがなくても方向性が正しければ部分点(3〜5点)が入るとされています。配点20点の設問なら最低3つのキーワードを盛り込み、1文に1キーワードを目安にするのが定石とされます。もう一つの型が与件文の「コトバ」を使うことです——与件文に「職人気質の技術者集団」とあれば、解答でも「職人気質の技術力を活かした」と同じ言葉を使う。採点者は与件文のキーワードが解答に反映されていることを期待していると考えられます。

結論が反転する分かれ目
減点されやすい文
結論の羅列
「制度を整備する。モチベーションが向上する。」——つながりが説明されていない
加点されやすい文
因果を明示した文
「〜することで、〜が可視化され、〜によって定着率が高まる」——一本の糸でつなぐ
分かれ目 「〜のため」「〜によって」の有無が、同じ内容でも印象を変える、が要点です。
ここで間違える

キーワードの棒読みと、字数の使い残しが的です

定番の落とし穴はキーワードの棒読みです——想定キーワードを詰め込んでも、文脈に適切に組み込まれていない羅列は減点のリスクがあるとされます。1文に1キーワードを目安に、因果の接続語でつなぐことが前提です。

もう一つの的は字数の使い残しです。指定字数の50%以下で書き終えると、「書くことがなかった」と評価され、大幅に減点されるとされます。結論を先に書いて字数が余ったら、与件文の根拠や施策の具体化に字数を足し、単なる繰り返しで埋めないようにします。

実務では

試験当日、答案用紙の1文字目を書く前に、頭の中で「P→R→E→P」の順を一度確認してください。まず結論を一文書き切ってから、根拠・施策・効果を継ぎ足していく——この順で書くと、途中で時間が尽きても結論と根拠だけは答案に残ります。骨子作成の段階で用意したキーワード3〜5個を、1文に1つずつ配置しながら書き進めるのが、当日の実際の手の動かし方です。

確かめる — 予想してから答え合わせ
この5分のまとめ

冒頭の問いに答えます。答案はPREP法の変形(結論→根拠→施策→効果)で書き、因果は「〜のため」等で明示、文字数は配点比例(80〜100%使用)、キーワード加点は(推定)4〜6個・1つ2〜5点とされます。次は、こうして書いた答案が崩れる6つのパターン——やってはいけない解答パターンへ。