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中小企業経営・政策 / 補助金と広域支援補助
補助金と広域支援 1/3 / 約5分

2大補助金 — 販路のチラシ代と、会計ソフト代

「新メニューのチラシを撒きたい」「そろそろ会計ソフトを入れたい」——小さな会社の身近な一歩に、それぞれ専用の補助金が用意されています。販路開拓なら持続化補助金、ITツールならIT導入補助金です。

試験の的は「何に・誰が・どこを通して」の役割分担——金額は公募ごとに動くので、骨格で覚えます。

この5分の問い

持続化補助金とIT導入補助金は、それぞれ何を支援し、どんな仕組みなのでしょうか。

直感でつかむ

持続化=販路開拓×商工会等、IT導入=ITツール×登録ベンダーです

小規模事業者持続化補助金——対象は小規模事業者(20人/5人以下)。チラシ・ホームページ・展示会出展のような販路開拓等の費用を補助します(補助率2/3・上限は通常枠50万円等=目安)。要件の特徴が商工会・商工会議所の支援を受けて経営計画を作ること——マル経と同じく、伴走が入口です。

IT導入補助金——中小企業・小規模事業者があらかじめ登録されたITツール(会計・受発注・決済・ECなど)を、登録IT導入支援事業者(ベンダー)を通して導入する費用を補助します(補助率1/2〜、インボイス対応等の枠は手厚め=目安)。

2大補助金の合言葉持続化=小規模×販路×商工会等IT導入=ITツール×登録ベンダー経由——金額は公募ごとに確認
厳密に見る

補助金の共通ルール——後払い・使途限定・加点の世界です

個別の金額より試験で効くのが補助金の共通骨格です——①交付決定前の支出は対象外(先に買ったら出ない——W36の税制と同じ「認定が先」の原則)。②精算払い(後払い)が原則——いったん自己資金で立て替える。③使途は公募要領で限定され、事後の実績報告まで義務。④経営革新計画や経営力向上計画の認定、賃上げ表明などが審査の加点になる——計画認定制度と補助金が連動する設計です。

持続化・IT導入とも公募回ごとに枠・率・上限が変わるため、数字は「目安」として持ち、実務では最新の公募要領で確認します。

結論が反転する分かれ目
持続化
小規模×販路開拓
チラシ・HP・展示会——商工会・商工会議所の支援が入口
IT導入
中小×ITツール
会計・受発注・EC——登録ベンダー経由で導入
分かれ目 「何に使うか」と「誰を通すか」の対応。窓口の入れ替えが定番の的です。
ここで間違える

対象者と窓口の入れ替え、「先に買っても出る」が的です

定番の誤り肢は対象者のすり替え——「持続化補助金は中小企業一般が対象」(対象は小規模事業者)。経由する相手の入れ替えも的——持続化は商工会・商工会議所の支援、IT導入は登録ベンダー経由(逆にすると誤り)。

実務感覚を問う肢として「交付決定前に購入した経費も遡って補助対象になる」(誤り——原則対象外)や、「補助金は前払いで交付される」(原則精算払い)も出ます。共通骨格で判定してください。

実務では

診断士の補助金支援は申請書の代書ではなく、経営計画づくりが本体です——持続化補助金の様式は「自社の強み・市場・販路開拓の道筋」を書かせる構成で、これはそのまま小さな経営計画。採択のコツも王道で、①数字の根拠(客数×単価)を書く②加点項目(賃上げ・計画認定)を事前に仕込む③交付決定前に発注しないをクライアントに徹底する——特に③の事故が最も多い、と覚えておいてください。

確かめる — 予想してから答え合わせ
この5分のまとめ

冒頭の問いに答えます。持続化補助金は小規模事業者の販路開拓を商工会・商工会議所の伴走つきで支援し、IT導入補助金は登録ベンダー経由のITツール導入を支援します(率・上限は公募ごとの目安)。共通骨格は「交付決定が先・精算払い・使途限定・計画認定が加点」。次は、大企業との取引の「あるべき姿」——受託中小企業振興法の振興基準へ。