1次は7科目700点。総点数と足切りの2本立てで、さらに科目合格という救済があります。 令和8年度からは口述試験が廃止されました。
1次の合格基準(2つの条件)と、科目合格をどう使うか。そして令和8年度からの制度変更。
1次試験は7科目・各100点の700点満点。合格基準は次の2つを満たすことです。
得意科目で稼いでも、40点未満の科目が1つあれば届きません。逆に言えば、苦手科目は「40点を割らない」ことが最優先で、満点を狙う必要はありません。
| 日 | 科目 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 1日目 | A 経済学・経済政策 | 60分 | 100点 |
| 1日目 | B 財務・会計 | 60分 | 100点 |
| 1日目 | C 企業経営理論 | 90分 | 100点 |
| 1日目 | D 運営管理 | 90分 | 100点 |
| 2日目 | E 経営法務 | 60分 | 100点 |
| 2日目 | F 経営情報システム | 60分 | 100点 |
| 2日目 | G 中小企業経営・中小企業政策 | 90分 | 100点 |
1次試験では電卓の使用が認められておらず、机上に置くこともできません。財務・会計の計算は筆算が前提です。普段の演習から電卓に頼らない練習が要ります。
1次試験で満点の60%を基準とする得点を取った科目は科目合格となり、翌年度・翌々年度の受験で免除を申請できます。免除は権利であって義務ではありません——得意科目を免除すると、その科目で稼げたはずの点が使えなくなるため、あえて再受験する選択もあります。
また1次試験に合格すると、その有効期間は2年間(合格年度とその翌年度)で、その間に2次試験を受けられます。
令和8年度から、第2次試験の口述試験が廃止されました。2次は筆記のみになります。あわせて受験手数料が改定され、1次は14,500円→17,200円、2次は17,800円→15,100円となりました(両方受ける場合の総額32,300円は変わりません)。
公式は一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会(jf-cmca.jp)です。旧称でよく参照される「j-smeca.jp」のドメインは現在つながりません。古い記事のリンクをたどると届かないことがあります。
法令等に関する問題は、原則として令和8年5月1日に施行されている法令等に基づいて出題されます。行政書士試験(4月1日)とは基準日が違うため、両方を受ける場合は混同しないでください。
なお中小企業経営・政策(G科目)の統計・白書は、公式に年度の指定がありません。使う資料の版年を意識しておくのが安全です。
1次は総点数60%以上かつ全科目40%以上。科目合格は翌年度・翌々年度まで免除申請でき、令和8年度から口述試験は廃止。